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東大をめざして勉強してきた

国立と私立、たとえば東大と早、慶に合格したとしましょう。上位のランクの受験生の多くは、東大をめざして勉強してきたので、当然のことながら東大を選ぶでしょう。ただ、私は最近の社会の現象だけからの印象ですが、何か何でも東大という考えはどうかと思います。東大は、もちろんあらゆる面においてトップであることは否定しません。しかし、これからの時代は、個性的でバイタリティがあって、しかも、アイデアマンでなければ生き残れないでしょう。最近の日本のトップである歴代総理大臣の顔ぶれを見ていると、田中、竹下総理以来、早・慶等の私学出身者が総理大臣の座についています。これは何を物語っているかと言えば、ただ「東大出の秀才です」というだけでは、世の中通用しないということです。竹下さんや橋本さんが総理として、日本のリーダーとして立派であったかというと、これはまた別問題です。

疑似体験を積み、雑学知識を得ること

小学校四年生までの読書の最重要課題です。文章読解問題の設問は語彙と解法テクニックがあれば正解できます。また課題文に使われる文章は予測できませんから、課題文を気にしてもしかたがありません。しかし課題文が身近な文章であればテストに取り組みやすいことも事実です。たとえば日本家屋に関する説明文が出題された場合、伝統的な木造一軒家に住む子は全室フローリングのマンションに住む子より有利でしょう。また母子家庭で育った登場人物の気持ちを問われたとき、同じ境遇の子供は解答しやすいはずです。これは子供の生活環境や人生経験にかかわる問題ですから、受験国語が関与する事項ではありません。しかし、親近感を感じる課題文に出会う偶然があることも事実です。そこで読書をとおしてさまざまな疑似体験を積み、雑学知識を補充してこの偶然を引き寄せること、これが小学校四年生までの読書での主目的です。これはすべて偶然の話ですからまったく確実性はありません。森羅万象のすべてを疑似体験して雑学知識を得ることは不可能です。しかし受験勉強が始まれば、このように不確実で得点効率も計れないような項目に時間や労力はさけません。だからこそ受験国語の勉強を始めるための準備としてさまざまな疑似体験や雑学知識を補充し、関連知識や一般常識をやしなっておくことが大切なのです。

大学の専攻学科や大学院に入学する社会人

最近では、大学の専攻学科や大学院に入学する社会人が増えています。現在、少子化による学生獲得の困難さに対応する意味もあって、社会人向けの公開講座だけでなく、夜間の大学院や都心の便利のいいところに特定の学部や学科の教室を設ける大学も増えています。仕事に関係する経営学や会計学、人事に関係する人間関係学などの分野では、会社が勉強させてくれる場合もありますし、それがダメでも仕事をやめなくても通えることも多くなっているのです。夜間部は通常、学費も安いのに、本格的なカリキュラムのもとで正式な勉強ができ、卒業すれば学士や修士の資格も取得できます。在学中に資格取得のための試験対策の相談に乗ってくれる大学もあります。税理士や司法書士、社会保険労務士など、これからの社会に有用な資格試験突破のためのコースを用意している大学もあります。ただ、これらの資格試験対策は多くの場合、それ専用の専門学校に通ったほうが受験には有利なことが多いようです。